HAUNTED-666
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真・女神転生 IMAGINEのプレイ日記などw
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The entrance to hell
後半にグロテスクな表現があります。注意。

いつも通り陰鬱な景色が広がるインタルディカ。

調査隊並びにユベントス、清野達(調査隊4班に区分けされた)とロイ、監察官がロイを確保した場所で現場検証を始めた。
まずはロイが監禁されていた場所の特定。発見した場所からそれ以前の足取りを探る。
ロイがエリュシオンの独房の中でした証言をまとめると
大体逃げ出してから此処に至るまで約5分余り。
そんなに遠く無く、途中何度も足を取られた事から相当足場の悪い場所と思われる。
そして発見した状態異常の侵食度からして状態異常掛けられてほぼ直ぐ脱出に成功したと思われる。

「ここから半径250M以内に監禁場所への入り口があるはずだ。放射線状に分かれて探そう。」
そういうとユベントスは調査隊に細かく場所割りの指示をだす。
清野達もその捜索に加わるものかと思って居たのだが、彼等はロイの見張りとしてその場に残るように言われた。

「ボクの鼻があの状態異常の中利いていたなら、多分入り口は地下へ入る形になっているはずデス。外の明るさと共に土の匂いがシタので…」

その言葉を合図に調査隊は六方に散った。
アクティブモンスターが多い荘園は戦闘を交えながらの捜索になる。
そして、アクティブが多いからこそ、普段はモンスターばかりに気を遣い
隠し通路など発見する事ができないのであろう。
通路の入り口は意外とあっさり見つかった。

3時方面に進んだ調査隊が廃屋の裏手に隠し通路を発見。
木の戸が付いていたが引っかけたのだろうロイの服の一部がちぎれて引っかかっていた。
そして、その通路はロイの言うとおり地下へと続いていた。

調査隊のスペルウイングが炎を灯し、行き先を照らす。
くりぬかれだだけといった感じのトンネルの所々にろうそくを置いていたのであろう小さな穴がある。
使ったばかりのろうそくの燃えかすがある事から、最近此処に人がいたことは容易に想像出来た。

音も無く、薄暗い通路の先にまた木で出来た戸が見えてきた。
先頭を切って進んでいたユベントスが調査隊に目配せし手信号でフォーメーションを伝える。
ここから先は未知の空間。加えてあの正体不明の魔法DOT。
閉所での予測できうる全ての攻撃法に対抗できる陣形をとり、調査隊の1人がノブに手をかけた。
目配せで各自の準備が整ったことを確認し、指を一本ずつ折りたたんでカウントダウンをとる。
清野は持っていたダガーを握り直し防御の姿勢に変えた。
指が全て折られたところで戸を開け放ち突入する。

そこは小さな収容所だった。通路の両サイドに3部屋、全6部屋。
その小さな牢屋に魔族が磔状態で壁面3方向に1人ずつ。
皆一様に異常な姿で…断続的に痛みを与え続ける拷問具を付けさせられ、
隣にある点滴スタンドにはポーションの様なものが吊るされていて
直接血管に点滴されるようになっている。
拷問の方法は色々。大体がえげつない方法だった。

両手両足切断、腹切り、串刺し、皮膚を剥がれたり…全て死なない範囲で。
一定時間でそれを行うように器具により設定されていた。

皆言葉を失う。同行させられていたロイは囚われていた時にこの部屋には来ては居ないようだった。
惨状を見て「ひどい…」とぽつりこぼした後すぐ気を失ってしまっている。

調査隊のディーヴァも惨状に目を覆う者、その場で嘔吐してしまう者、「ざまあねえな」と貶す者様々だ。
ユベントスは惨状を直視しつつ部屋の安全を確認していた。

「とりあえず、この魔族達をこのままにしてはおけない。収容班の要請を。」

近くに居たさっきまで部屋の隅で嘔吐していた連絡係のディーヴァが弱々しい声で「了解です」と答えてすぐに飛び出していった。
どうやらここの空気に耐えられなくなったらしい。

「1班・2班はここに残って現場確保。3班・4班はついてきてくれ。…まだ奥があるようだ。」

そのユベントスの言葉に一同は息を呑んだ。まだこの悪夢のような場所があるのかと思うだけで総毛立つ。
通路の一番奥でユベントスがしゃがんで木製のまた地下に続く扉を手で軽くノックするように場所を変え何度か叩く。
返答はない。もちろん返事を期待しての動作ではないが。
3班・4班は指示通りユベントスについて行く。扉にギミックを確認できなかったので近くにあった鉄棒を使い扉をこじ開けた。

中から冷気があふれる。今居る階とは違い下は真っ暗で何も見えない。
持ってきたスパーキーの発光体を落としてみると3M下で少しはねたのが見えた。
深さが確認できたのでそれに見合う長さのロープを下ろし一人ずつ降りる。

少し湿り気を帯びた冷たい空気があたりを包む。
周りは岩に囲まれた通路になっていた。足元は当然悪い。
明かりを灯してみるとロープを下ろした後ろに道はは無く、前に漆黒の道が続いていた。
3班のスペルウイングが灯した明かりの火力を上げた。

「ここ…涼しいけど…涼しいとはまた違った寒さ感じない?ちょっとゾクゾクする…」

mizuhoはそう言うとワンドを構え直した。
皆一様に嫌な気を感じているようで張り詰めたものを感じる。
ユベントスも感じては居るのだろうが表情は先ほどと変わることなく風向きを確かめた後
先陣を切って歩き始めた。
3班、4班とそれに続く。

「…そうだね…この間の正体不明のデバフのような…ねちっこい悪意みたいな嫌な感じ…」

アジュマーンはそうつぶやくとメイスと盾を装備した。
もの凄く曖昧な返答をしたように感じる言葉だったが、皆その言葉が言い得て妙と感じていた。
その悪意が漂ってくるような目前の暗い穴の終わりはすぐそこにあった。

「扉だ」

ユベントスの言葉に皆一斉に武器を構え迎撃、防御の型を取る。
ここに入ってきた時と同じようにノックチェックの後突入…するはずだった。

「待って!」

mizuhoが緊張した声を上げる。
その声に全員振り返る。彼女の表情は強ばっている。

「清さんが…いないの」

アジュマーンの背筋を冷たいものが走った。
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