HAUNTED-666
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真・女神転生 IMAGINEのプレイ日記などw
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July.7.Thu
七夕過ぎたけど、七夕ショートストーリーw

内容分かりにくい人は最後にほんのり人物説明あるので
そっち見てからのが分かりやすい?
でも見ちゃうとネタバレかww
うつらうつらと眠りに引き込まれそうになった矢先、
頬に落ちた水の感触で現実に引き戻される。
同時に携えていたブローニング自動小銃を持つ手に力が篭った事に
自らの緊張を感じ取り苦笑する。

「やはり、降り始めたか…」

ジャングルのように生い茂る木々の隙間から覗く
鈍色の雲から降り始めた雨は次第に勢いを増していった。

緩やかに流れる川の水面をスコールさながらに大きな雨粒が打ち叩き
たちまち視界は水煙に覆われた。
黒ずくめのスニーキングスーツもこの雨を計算して撥水性のあるものにしておいた。

天上の男女はこの雨に涙しているかもしれないが、
彼にとってこの雨は好都合だった。

彼の仕事、それは
この不安定で薄汚れた暴力にまみれ治安も悪く平和を見出せない…
救いようがないこの国からの亡命者を隣国へ亡命させる事。

1ヶ月に1度のスパンで決められた人数をあらゆる手段を使い、
亡命するために必要な情報をリサーチし、
国境の穴(亡命するためにこえられそうな場所)を探し、実行に移す。

この仕事には各国の組織が関与してはいるのだが、
表立ってしまうと不都合が多い。

なので作戦のチームは彼と彼のブレーンのみで構成されている。
実質、作戦実行のときはブレーンとなる相方は拠点でGPSによる監視をしているため
彼一人で亡命作戦を実行する事となる。

― すべての手はずは整っている。後は“その時”が来るのを待つだけだった。

ふと頭を掠めたある人物の面影。
神秘的な美しさの中に知性を感じる。
濡れたような艶の黒髪が一層それを引き立たせていた。

彼女がほかの亡命者とこの場所にやって来た時の事を
今でも鮮明に思い出せる。
ひどくおびえていた亡命者達の中で彼女は対照的に
凛とした表情を保ったまま亡命者達を誘導していた。

この薄汚れた国にこんなにも美しいものがあったのかと
見惚れてしまったほどだ。
それは丁度一年前この場で出会った亡命させた女性の幻影。

耳を澄ますとその時言われた
「何をしているの?早く案内を」
と、急かされたあの澄んだ声が聞こえてきそうだ。

雨音の中に砂利を蹴り上げる音が混じる。
瞬間的に身を隠しあたりを見回す。

水煙で視界は悪いが、
亡命支援兵として特殊部隊で日々磨いてきた能力を最大限に生かす。
川の対岸に異状は見当たらない。
砂利を蹴り上げる音=足音は複数人、3~4人であろうか。

自動小銃を構え銃先で草木を掻き分け12時の方向、音のする方へ近づく。
距離にして10M先に音で読み取った通り、
4人のオリーブグリーンのフード付レインコートを羽織った人影が
ゆっくりと歩いてくるのが見える。

彼は音を立てずに距離を縮め、亡命者か、追跡者か、見極めに入った。
先頭の一人が指示を出しているようだ。その人物が指し示す方向に皆移動している。
指示はすばやく軍人のように手馴れている。

だが、後ろ3名の動きは訓練された軍人のものではなく
一般人のように潜伏するには拙い動きだった。
どうやら亡命者のようだ。

自動小銃を構えたまま、彼らの元に向かおうとした瞬間。
3時の方向から小枝を踏む音がしたのを、彼は聞き逃さなかった。

「伏せろ!」

いきなり発せられた彼の声と共に雨宿りしていたカラス達が一斉に羽ばたいた。
亡命者達は驚き、その場に立ち尽くしていたが、
指導者となっていた先頭の人物がすぐに体当たりするように飛び掛り
全員を地面に伏せさせた。

同時に3時の方向から乾いた音と共に閃光が走る。
距離にして20M先、人数は2名、追跡者であろう。

彼はすぐに閃光が見えた方向に迎撃する。手ごたえはあった。
後1名、さすがに一人殺された後では向こうも気配を極限まで殺しているため
居場所がつかみにくい。
耳を澄ますために目を閉じ意識を集中する。

すると亡命者の一人が12時の方向…来た方向に走り出した。

「おい!」

追跡者も見逃さない。すぐに乾いた発砲音が響く。
その瞬間走り出した人物はその場に倒れた。

彼もまたこのチャンスを見逃さない。
発砲音と共に閃光が確認できた位置に弾丸を叩き込む。
斃れた音が敵の死を伝えていた。

彼はすぐに草木を掻き分け倒れた亡命者の方へ向かった。
ほかの亡命者はそれを見てゆっくりと立ち上がる。

視界に入ったのは漆黒の黒髪。

「敵の位置とれた、でしょ?」

済んだ声。

何事も無かったかのようにその場にたたずんでいたのは、
間違いなく1年前亡命させたあの彼女だった。


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終了ですw
七夕過ぎたけど七夕お題の短編。

彼は亡命支援兵という特殊な傭兵。
各国に飛び回ってお偉いさんから、一般人まで
幅広く亡命させるのが彼のお仕事。
薄汚いといっているのは実は母国。
母国の異常な状態に幼い頃から苦労してきたため、
彼自身も亡命し軍隊で基礎を固めた後、特殊部隊に志願。
現在に至るって感じです。

女性もこの国出身。
彼に助けられた後、もともと才色兼備だった彼女に目をつけた組織が
国内部からの支援を彼女に依頼。
潜入して亡命までの段取りを国内でやり、
国境まで亡命者を連れて行くのが彼女のお仕事。

そうとは知らなかった彼は丁度1年後の七夕の日に
気になっていた彼女と再会したというお話w

うん、説明ないとわからないね!
えへw

分かりやすかろうと思われる2年前の七夕ショートストーリーは
こちら(´▽`)つ 七夕ですからねぇ…
コメント
この記事へのコメント
ちょっw
今度はショートストーリーですかっw('◇')゚⌒
どんだけ多才~⌒゚>,<;゚⌒
もうぅ、一つ(一つでいいですぅ)才能下さい⌒(//,//)⌒
めちゃ暑いですよね(^-^;)゚⌒
お体に気をつけて、楽しい夏をお過ごし下さい❤ヾ(ー^ )゚⌒
2011/07/15(金) 02:44:36 | URL | アクアリータ #-[ 編集]
アクアリータさんへ
ショートストーリーとか考えるの結構好きです…。

AIONネタでもほんのり考えてはいるので
うまい表現方法考え出せたらそのうちUPしようかなぁとw

多才というよりは色々手出しすぎというか、
そのせいでの中途半端感は否めません(´・ω・`)

暑いですねぇ(^^;
アクアリータさんも熱中症などに気をつけて!
有意義で楽しい夏を!(*´ω`*)b
2011/07/15(金) 12:43:27 | URL | 清野 #JalddpaA[ 編集]
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