HAUNTED-666
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真・女神転生 IMAGINEのプレイ日記などw
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Bloody madman
※流血表現があります



『アァ…痛イ…トテモ苦シイヨ……何デ助ケガ来ナイ?ドウシテコイツハ俺ヲ治療スル?

苦シミガ終ワラナイ。ヤメロ触ルナ。気持チ悪イ。何故コンナ事ヲ…タスケテ!タスケテ!!

苦シイ…痛イ…!!

モウ嫌ダ…助ケ…

イヤ、コノ苦シミガ続クノナラ

イッソ

殺シテクレ!!』






目の前が真っ赤だ。
何があったんだっけ?
ああ、そうだ僕は捕まって…
あの男に…
胸を突かれた。

痛みが止まない。
当然だ、目の前の男が中途半端にヒールして
傷つけて、またヒールして。
そのループだ。

ダメだ苦しい、痛い、
こんなの続いたら…正気が保てない…

「ガボッゲホッゴホッ!」

気を失っていたようで、目を覚ますと同時に自身の血で溺れかけた。
喉にまだ血が残っていたらしくそれを思い切り吸ってしまったようだ。

「清さん!」

こんな凄惨な場所に似つかわしくない可憐な声が聞こえた。mizuhoの声だ。

後からすぐアジュマーンとユベントスが入って来た。

と、同時にアジュマーンが犯人と思わしき血濡れの男にリストレインをかけ
そのまま走り寄り顔面に拳で一撃を与えた。
地面に突っ伏した男をやってきた4班のディーヴァたちが取り押さえ、拘束する。

そこで初めてユベントスは彼の顔を見た。

「お前…パトリック…」

ユベントスが犯人の顔を見て信じられないといったような顔つきで名前を呼ぶ。

「…やあユベントス。」

そういうと、パトリックは返り血に染まった顔でにっこりと微笑んでみせた。

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Another truth
※グロテスクな表現があります注意。

「どこだ?!どこにいる?!清ちゃん!!」

必死の形相で迷路のような地下通路を大声で声を掛けながら進むアジュマーンには先ほどまでの余裕は一切無かった。
mizuhoも同じように声を張り上げて探している。
これでは相手にこちらの位置が丸わかりではあるが…

「アジュマーン少し落ち着こう…焦ったら敵の思うツボかもしれん…」

アジュマーンはいつもの穏やかな表情は無く、眼光鋭くユベントスを見据える。

「ここに至る迄の全ての事象を統合して、結論から言います。
やり口からして単独犯でしょう。相手は相当の狂気を孕んでいる。
至る所に残虐性をほのめかすモノがあるのは見てご存じでしょう。
だがしかし、その相手は魔族だけに留まらず、天族にも向けられている。
先ほど見つけたオード漬けにされた手首。一つだけ天族のモノが混じっていました。」

そう告げると軽い会釈をし彼は足早に清野の捜索に戻った。

「天族の…だと…?」

顎に手を添え考える。犠牲者が魔族のみではなく、天族にまで被害が及ぶのであれば、
多少強引な捜査も可能になってくる。
今迄見てきた部屋の状況からして上よりは地下の方が犯人の本拠地である可能性が高い。

「イワン!上の2班にこちらに来るように言ってくれ。現状保管だけなら1班だけで充分だ。」

「了解です!」

3班のボウウイング、イワンが来た道を戻って行った。
が、彼の走って行った方向から彼の悲鳴が聞こえる。
続いて弓を放つ音も…

「イワン?!」

すぐに彼の後を追うとすぐに腕から出血している彼がの姿が見えた。

「大丈夫か?!」

「はい…不意をつかれて…ヤツは奥に、入り口の方に向かって行きました」

イワンはポーションを飲み傷を癒すと、腕のストレッチをしユベントスに動けるということを示した。

「わかった。イワン、君は3班4班に今の状況を告げてこちらに来るように言ってくれ。
その後2班も同じように頼む。」

「了解です」

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集まった2、3、4班がロープで下りてきた最初の場所に集まっている。
行き止まりかと思われた岩は良く出来たカモフラージュでその奥に道が続いていた。

「小賢しい…」

調査隊の面々はその発言者ユベントスを見やった。
普段彼はこの手の言葉を使わない。
まだ見ぬ敵に大分苛ついているようだった。
イワンは傷を負い、清野は未だ行方知れず。
苛立ちを隠せないのはアジュマーンとmizuhoもそうだった。

「まさかこんなところに、ね…」

mizuhoはワンドでカモフラージュされていた岩を叩くと、気づけなかった悔しさを表情に滲ませた。

「きっと敵もこの奥にいるはず…こちらに気づいて逃げているかもしれない、とりあえず急ぎましょう。」

アジュマーンの声に皆首を縦に振った。
こちらの通路は意外なほど分岐点もなく迷わず奥まで来られた。
目の前にはまた扉が…

「総員構え!すぐ突入する!」

3班のシールドウイングがありったけの力を込めてドアを破る。
ドアは木片を飛び散らせ大破した。

と、同時に香ってきたのは鉄の匂い…

否、これは、血のにおい。

「ひどい…どうしてこんな事が…」

その部屋には3人の天族が串刺しのまま、生きていた。
羽根は具現化したまま広げて縫い止められ、美しいオブジェのように。
3人の目は虚ろでもう長い事ここにいるのかもしれない。
精神が崩壊しているようだった。

「2班今すぐ彼等を降ろして治療を!3班は半分この部屋の警備に。残りはついてきてくれ。」

奥に扉がある。
きっと清野と犯人はそこに居るだろう。何故かそんな気がした。
と、同時に悪寒が背筋を駆け抜ける。

「早く、早くいかなくちゃ。」

「あ、待てっ!mizuho!!」

ユベントスの制止も聞かず、mizuhoは一人扉に駆け寄り、そして現世の地獄の扉を開いた。
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